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▼田代誠選手や合戸孝二選手の食事法▼

 前回は鈴木雅選手の食事法をネット検索から紹介しました。同じくトップ2、トップ3を競い合う田代選手と合戸選手の食事法をネットで検索すると意外な結果が出てきます。
まず田代選手は毎日ほとんどプロテイン中心で食事らしい食事は夕食1回だけ。しかもコンビニ(セブンイレブン)で調理した食品を調達しているようです。
このような場合、いろいろ心配ですが、野菜や果物、海藻類、きのこ類が不足しないか大変気になります。塩分が多くなりすぎることも心配です。

合戸選手もホエイプロテインやBCAAなどのなどのサプリメントが多く、必要な栄養素の7割をサプリメントからとっているそうです。「農薬や化学肥料を使わない有機野菜を食べている」「抗生物質が入った飼料で育った鶏の卵は食べない」「油はオリーブオイルだけしか使わない」と徹底していることには感心します。
また、「魚はよく食べる。とくにサーモンのハラス(トロ)が好き」「豆腐や納豆もOK」と書かれており、この点は大変好ましく思いました。「アルコールはタンパク質を分解するので飲まない」というのは理由を別として頭が下がります。
とはいえ、それだけの食事で野菜類を充分に食べられているか気になります。

▼野菜が大切な本当の理由▼

 子供たちは野菜が好きではありません。口の中でゴモゴモして噛みにくいし、野菜特有の香りがします。とくにピーマンやニンジン、ほうれん草を嫌う子供が多いようです。
「ポパイはほうれん草が大好き。だから力がついた」とアメリカ人は教育します。
野菜類には微量成分のビタミンやミネラルが含まれます。また、食物繊維が多いので胃腸の消化吸収をゆっくりさせます。その間に、健康に大切な腸内細菌を大量に育てます。
さらに色素に含まれるクロロフィルやアントシアニンなどがガン予防に効果があるとされています。抗酸化作用を行い、体内の免疫力を高めるのです。「生野菜には酵素が含まれるので良い」という人もいます。
また、ジャガイモ、大根、ニンジン、レンコン、サトイモなどの根菜類は身体を温める作用があり、体調を良くします。東洋医学では「野菜は薬だ」と言われるほど重要です。

▼野菜をたくさん食べるには?▼

 では、毎日どのくらい野菜を摂れば良いのでしょうか?「肉や魚と同量か2倍量の野菜を食べよう」と私は指導しています。肉200gを食べるなら野菜類も200gから400gを食べるのです。
「鍋物料理にすれば良い」と以前から多くのボディビルダーに教えてきましたが、具沢山のみそ汁や煮物料理にすることも野菜のカサが減るのでお勧めです。漬物も発酵が進み、カサも低くなります。酢の物も「筋肉のけいれん防止に最適だ」と勧めています。
外食では野菜不足が顕著になるので、追加で野菜サラダを注文してください。とんかつ店ではキャベツのお変わりが無料です。2回くらい追加してかまいません。
忘れがちになるのが、海藻類やきのこ類です。ワカメや昆布、シイタケやエノキなどには食物繊維が多く、タンパク質に含まれるイオウ、リンなど有害物質を包み込んで排出します。怖いガンの予防に最適な食材です。
落花生も茶色の渋皮ごと食べればタンパク質と共にビタミンB1がしっかり補給されます。みかん類は中の袋まで噛んで食べれば食物繊維が多く摂れますよ。

著者プロフィール

野沢秀雄(のざわ・ひでお)

1940年、京都生まれ。京都大学農学部、東京衛生学園鍼灸科卒業。健康体力研究所を創立し、現在顧問。主な著書に、「自己トレーニング法」(青春出版社)、「一週間でやせる本」(永岡書店)、「リアルエイジがわかる本」(永岡書店)、「スクワット超健康法」(講談社)。最新刊として「体の中から柔らかくすれば必ずやせて、病気にならない―野沢式やわらか体操」(ベストセラーズ)がある。

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主な職歴

昭和39年(1964)明治製菓株式会社入社
昭和51年(1976)健康体力研究所設立。所長。
昭和59年(1984)有限会社ヘルススサービス設立

情報発信

フェイスブック:https://www.facebook.com/hideo.nozawa.92?ref=br_rs

ネット爺

わたしたちの競技をもっと知って欲しい! たくさんの人たちにもっと大会を見に来て欲しい! 私は、そんなアスリートに夢を実現させるためのネットドクターです。 今日から、私のことを”ネット爺”と呼んでください。

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